腸内フローラについて
腸内フローラについて簡単にまとめてみた。
①腸内フローラとは
腸内フローラとは腸の壁に腸内細菌が咲かせたお花畑。腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)
ヒトの腸内細菌の重さは1~1.5kg 1000種以上 600~1000兆個
善玉菌(乳酸菌・ビフィズス菌)・悪玉菌(ウェルシュ菌や黄色ブドウ球菌など)・日和見菌(バクテロイデス)
善:悪:日の割合は 2:1:7 が理想
②腸は第二の脳?
第二の脳と言われる腸。そもそも動物は腔腸動物が起源。
腸で幸せホルモン=セロトニンが生成される
アレルギーやうつ病にもかかわる腸内環境
③腸に作用するモノ
プロバイオテックス=人体に良い影響を与える微生物(細菌や酵母)
プレバイオテックス=大腸の特定の細菌を増殖させることなどにより、宿主に有益に働く食品成分(水溶性食物繊維・オリゴ糖)
バイオジェニックス=腸内フローラを通さず直接体に働く。免疫機能を高めたりコレステロールや血糖を下げたりする食品成分(死菌)
・難溶性食物繊維 不要なものをしっかりお掃除。セルロースなど
・水溶性食物繊維 腸内細菌の餌になる。難消化性デキストリン・イヌリンなど
④普段の食生活について
発酵食品 日本食がいい。みそとか納豆(ヨーグルトよりも)
厚生労働省は一日の食物繊維の摂取量を男性19g以上、女性17g以上 野菜を350g以上を推奨
腸内はぬか床である だからよく噛まないといけない。善玉菌にエサを与えるつもりで。
寝る直前に食事NG 夜更かしNG
発酵(有益)と腐敗(有害)は違う
便の8割が水分 残り(食べかす・腸内細菌・はがれた腸粘膜 1/3ずつ)
⑤善玉菌の役割
・短鎖脂肪酸(酢酸・プロピオン酸・酪酸など)→接種するよりも善玉菌で作ることが大事
・外来の菌はなかなか腸に定着できない
⑦日和見菌バクテロイデスの役割
バクテロイデスは認知症にも関与。認知症の人はバクテロイデスが少ない
バクテロイデスは肥満にも関与。肥満の人はバクテロイデスが少ない。
腸内細菌が作るエクオール(女性ホルモンと構造が類似) 直接摂取よりも細菌が作ったほうがいい
エクオール産生菌によって作られる。人によって持ってる人持ってない人がいる。
⑧悪玉菌アリアケ菌 老化・ガンを引き起こす
⑨IgA(免疫グロブリンA)の腸内細菌の影響について
病原体にとりつき動けなくする →糞便として排泄
病原体がマクロファージが食べやすい形にする→マクロファージに食べられる
⑩便移植療法・・・重篤な患者を治す画期的な治療法として話題も・・・
⑪モチリン→小腸のMo細胞から分泌されるペプチドホルモン
おなかを鳴らす。おなかを掃除してくれている
雑記です。ただとても可能性を感じるものなので・・・
情報は更新していきたいと思っています。