【読書メモ】世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?/山口周
世の中はVUCAへと向かっている。
V=Volatility 不安定
U=Uncertainly 不確実
C=Complexity 複雑
A=Ambiguity あいまい
コモディティ化が進んでいる
→ 世の中が自己実現的消費へ
内在的に「真・善・美」を判断するための美意識が必要
→すべてのビジネスは
「ファッションビジネス化」する
DeNAはグレーゾーンで儲けるビジネス
①利益を追求
②シロ→クロに近い領域へドリフト
③モラルをマスコミから指摘
④叱られたからやめます
⑤これを繰り返す
Googleは「Don't be evil」=邪悪にならない
日本文化は「罪」の文化ではなく「恥」の文化
セルフアウェアネスを磨く。自分の状況認識・弱さ&強み・価値観や志向性
≪経営においての現状≫
アートとサイエンスとクラフト(経験に基づく知識)がそれぞれ主張すると、
サイエンスとクラフトが勝つ構図となっている。
ビジネスにおける意思決定では、論理と直感の対決では論理が勝つから。
そして、理性と感性においては理性が優位となる。
しかし歴史を振り返れば、過去の優れた意思決定の多くは、
「感性」や「直感」に基づいていることが多い。
≪美意識の養成を重要視する理由≫
・論理的情報処理スキルの限界
・自己実現欲求市場の登場
・システムの変化にルールが追い付かない世界
例えば・・・
MAZDAの美意識は「動」「凛」「艶」
好まれるではなく「魅了する」
主観的な内部の物差しが必要 「審美感性」
哲学とは
①コンテンツ・・・内容そのもの
②プロセス・・・気づきと思考の過程
③モード・・・哲学者自身の世界や社会への向き合い方
疑うことが重要となる。